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コラム
Jun. 2025

「細胞の足場」から「薬物送達」まで。次世代の再生医療材料「GelART®」が公的機関より適格性確認書を取得。

  • 医薬・医療

「細胞の家」として組織再生を支える。生体吸収性ゼラチンハイドロゲルの力。

澁谷工業は、京都大学との共同開発により誕生したゼラチンハイドロゲル粒子「GelART®(ゼルアート)」において、PMDA(医薬品医療機器総合機構)より「再生医療等製品材料適格性確認書」を取得しました。この材料は、細胞の「足場(家)」や「栄養(食べ物)」となる周辺環境を整えることで、細胞が持つ増殖力や自然治癒力を高め、組織再生の効率を劇的に向上させます。体内分解性の粒子として世界で初めて臨床グレードで提供可能となり、皮膚潰瘍や難聴、骨折といった多様な疾患への治療応用が期待されています。

理想的な「ドラッグデリバリー」を実現。体内で分解しながら薬を届ける最新技術。

GelART®は、単なる細胞の足場に留まらず、抗がん剤やホルモン剤などを狙った部位で徐々に放出する「薬物送達担体(DDS)」としても優れた特性を持っています。体内の酵素でGelART®が分解されるスピードに合わせて薬物が放出されるため、治療効果の最大化が可能です。また、分解後はアミノ酸として代謝されるため、生体への悪影響がないことも大きな特徴です。当社は、無菌化・自動化装置だけでなく、この材料技術を含むトータルソリューションを通じて、先端医療の発展に貢献してまいります。