INTERVIEW

未開拓の市場へ。世界へシブヤの魅力を届ける挑戦

シブヤカイジョータイランドCo,.Ltd

2012年度 新卒入社

D.H.

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Chapter 01欧州が独占する市場。
日本の常識が通用しない環境

 学生時代から海外で働くことを目標にしていました。就職活動の際、澁谷工業の企業説明会で「今後、本格的に海外展開に力を入れていく」という方針を聞き、ニッチな領域でトップシェアを持ちながら新しい市場を開拓していく環境が、自分の海外志向とマッチしていると感じました。

 入社後は上司に海外赴任の希望を伝え続け、2024年に念願だったタイのバンコク事務所への駐在が決定し、現在はボトリングシステムの海外営業を担当しています。

 私が今もっとも注力しているのが、ベトナム市場の新規開拓です。現在、ベトナムにおける当社の実績は2ラインと2社のみにとどまっており、市場は欧州メーカーにほぼ独占されています。現地に足を運んでも、澁谷工業の機械は品質が良い反面、価格が高すぎるというイメージが先行しています。日本国内で評価されてきた常識やアプローチがまったく通用しない、完全なアウェー環境でのスタートでした。

Chapter 02自らの足で集めた情報から、
新しい仕様と戦略を形にする

 この状況を打破するためには、現場の事実を集めるしかありません。現地のパートナー企業とともに見込み顧客の元へ足を運び、技術プレゼンテーションを行いながら、競合他社がどのような条件で提案しているのか、リアルな市場価格のデータを集め続けました。そして、その客観的なデータをまとめ、現在の価格戦略のままでは戦えないため、現地の相場に合わせた異なるアプローチが必要であると上司や本社に提案しています。

 また、海外案件においては、お客さま自身も要求仕様が明確でないケースが少なくありません。これは、現地において澁谷工業の技術力がまだ十分に知られておらず、どこまでの自動化や品質向上が可能なのかをお客さま自身が把握しきれていないことが背景にあります。だからこそ、表面的な要望を聞き取るだけでなく、その国特有の市場環境や、将来的な事業展望までを含めた綿密なヒアリングが求められます。

 「諦めていたこの工程も、機械で対応できるのか」。技術プレゼンテーションを通じた対話の中で、潜在的なニーズを見出し、それを日本の技術部門へ展開してシステムの仕様を具体化していきます。既存の完成品を提案して終わるのではなく、海外特有の課題をお客さまと共に拾い上げ、未開拓の市場で最適な仕組みを形にしていく。そこに、この仕事の本当の面白さとやりがいがあります。

Chapter 031日のスケジュール

  • 08:00
    事務所出社 事務処理
  • 09:00
    事務所発
  • 11:00
    一社目訪問、打ち合わせ
  • 12:00
    昼休憩
  • 14:00
    二社目訪問 受注案件打ち合わせ
  • 17:00
    出張内容のまとめ、対応事項整理・処理
  • 18:00
    終業

Chapter 04知見を共有して提案力を高め、
現地拠点の立ち上げを目指す

 実績の少ない市場の開拓は、個人の力だけでは限界があります。そのため、新規案件や現地で得た知見は、月に1度開催される海外営業部のミーティングを通じて積極的に共有しています。タイやインドネシア、そして日本など各国の担当者が集まり、競合の動向やアプローチ手法を話し合います。

 ある国の担当者から「この提案手法なら価格の壁を越えられた」という事例が共有されるなど、個人の経験をチーム全体の知識として掛け合わせ、海外営業全体の提案力を共に進化させていく。国境を越えて互いの事実を結集するこのプロセスが、私たちの確かな武器になっています。

 当面の目標は、ここ1、2年でベトナム市場における新規顧客を最低でももう1ライン獲得することです。そしてベトナムでの実績が増えれば、タイやインドネシアと同じように、現地に密着したサポート拠点が必要不可欠になります。その時、事務所の立ち上げを担い、私自身が中心となって現地のインフラを支える存在になりたいと考えています。安全な飲料や食品を現地の消費者に届けるためのシブヤの製品を稼働させ、生活を豊かにしていく未来を自らの手で創り出していきたいと思います。

学生へのメッセージ

 学生時代、私自身も海外で働くことに対して、すでに完成されたビジネスをスマートに回していくような姿を思い描いていました。しかし、実際の現場では、まだ実績のない市場で自ら事実を集め、社内外の人間と連携しながら、仕様や戦略をゼロから作り上げていく実行力が求められます。
 決められたレールを歩くのではなく、自らの手で事業を動かし、これからの未来を切り拓いていく確かな手触りを求めている方と、一緒に挑戦できればと思います。