INTERVIEW

現場と技術者をつなぐ。諦めない姿勢で技術力をさらなる高みへ

製薬設備営業本部 営業部

2022年度 新卒入社

K.M.

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Chapter 01未経験からのスタート。
製造現場の最前線の「ハブ」になる

 私が担当しているのは、製薬会社に向けた充填ラインの提案や、既存設備のメンテナンス対応です。農業経済学を専攻していた文系出身の私にとって、入社直後は初めて聞く単語ばかりでした。飛び交う言葉の意味がわからなければ、お客さまが抱える本当の悩みを見つけ出すことなど到底できません。

 「このままでは、ただカタログのスペックを伝えるだけの御用聞きになってしまう」。
 そう強い危機感を覚え、わからない単語をエクセルに一つひとつ書き留め、ときには学会にも足を運んで、勉強していくようになりました。

 現在は、常に60〜70件ほどの改造案件と、数件の新規案件を同時進行で抱え、全国の工場を駆け回っています。知識ゼロからの出発でしたが、だからこそ、現場で何が起きているのかを誰よりも近くで直接見て、肌で感じることを徹底してきました。お客さまのリアルな声を拾い上げる最前線のハブ。それが今の私の役割です。

Chapter 02技術のプロフェッショナルとともに
お客さまの生産ラインを守り抜く

 営業の仕事は、お客さまの要望を持ち帰って終わりではありません。むしろそこからが本当の勝負です。

 たとえば既存設備のトラブル時、お客さまは「一刻も早く直してほしい」と切実な声を上げますが、社内の技術者も常に多くの案件を抱えて図面と向き合っています。「今はスケジュール的に厳しい」。そう難色を示され、板挟みになることも珍しくありません。

 しかし、私がここで引いてしまえば、命に関わる薬の生産ラインが止まってしまう。だからこそ、電話やメールの文字だけで済ませるのではなく、技術者のデスクまで直接足を運びます。「どうしてもこの日までにラインを動かす必要があります。一緒に現場へ入ってくれませんか」。そう目を見て直談判し、ともにお客さまの工場へ向かいます。

 物理的な距離を縮め、現場のピリピリとした空気やお客さまの悩みを、技術者と同じ目線に立って共有する。立場の異なる両者の間に立ち、納得できる解決策を探り当てる実直な橋渡しこそが、現場を動かす力になります。

Chapter 031日のスケジュール

  • 08:00
    出社・事務作業
  • 09:30
    お客さま先で打合せ
  • 12:00
    昼休憩
  • 13:00
    打合せまとめ及び見積提出など
  • 16:00
    オフィスにて事務作業
  • 17:00
    終業

Chapter 04技術力で不可能を覆し、
新たな基準を創り出す

 日々の業務のなかで、既存の仕様では対応しきれない壁にぶつかることがあります。ある新薬の案件で、お客さまから「このセキュリティ要件を満たすのは、既存の標準設備では難しい」と突き返されそうになったことがありました。

 それでも諦めきれず、技術部門と何度も図面を広げて話し合いました。「ここの機構をこう変えれば、お客さまの要望をクリアできるのではないか」。現場で直接感じた熱量を技術者にそのままぶつけ、数ミリ単位の調整を重ねて形にしたその機能は、最終的に澁谷工業の新しい標準設計としてカタログに載ることになりました。

 一人の顧客のために創り出した解決策が、自社の新しい標準になるということは、今後稼働する他の製薬ラインの基準をも底上げするということ。自分たちの橋渡しが機械そのものを進化させ、社会全体の医療インフラをより強固なものへとアップデートしていく。単にモノを売るだけではない、技術で社会を支えるこの仕事に、確かな手応えを感じています。

学生へのメッセージ

 入社当時は「専門用語がわからない」と怯えていた文系出身の私でも、今ではお客さまの言葉を技術者に翻訳し、命に関わる製薬ラインを動かすハブになることができました。最初から機械の知識がなくても構いません。
 失敗を恐れず、目の前の課題から逃げずに前へ進める人。そんなあなたと、高度な技術を社会に実装していく面白さを分かち合える日を楽しみにしています。