PROJECT STORY 01

澁谷工業で働く魅力を、多くの人に伝えたい
「SNS分科会」

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「SNS分科会」

Outline

プロジェクト概要

採用強化(県外からの優秀な人材獲得)を目的に、人事・営業・技術の若手からベテラン、そして外部コンサルを巻き込んだ横断的な公式Instagram運用チームを発足しました。SNS運用経験ゼロからスタートした6名の混合チームは、BtoB企業特有の「情報の硬さ」と学生が求める「カジュアルさ」のギャップに直面しながらも、採用広報の完全内製化を目指して試行錯誤を続けています。

Member メンバー

採用強化に向けた、新たな媒体への挑戦

採用戦線の激化を受け、2024年7月に完全採用目的の公式Instagramアカウントの運用プロジェクトが始動しました。しかし、参加メンバーは全員SNS運用経験がゼロ。社内公募で多様な部署の知見を集めたものの、「歴史ある機械メーカー」が発信したい情報と、学生がSNSに求める文脈をどう変換していけば良いかを考えることからスタートしました。

  • Y.T.
    「当社の採用力を強化するためには、SNSの活用が急務でした。しかし、アカウント自体がない全くのゼロからのスタートです。これを人事だけで進めても学生には響かないと考え、現場で実際の業務を行っている社員のリアルな視点を取り入れるため、社内公募という形で営業や技術のメンバーを集め、内製化を目指すチームを立ち上げました。」
  • K.F.
    「プロジェクトに参加して真っ先に感じたのは、発信する内容のすり合わせの難しさでした。会社が『伝えたいこと』、我々社員が『伝えたいこと』、そして学生たちが『知りたいこと』。これらが重なる部分もあれば、完全に独立してしまっている部分もあります。その複雑で硬派な業務内容を、SNSという媒体を使ってどう楽しくミックスし、伝わるコンテンツにするかが最初の課題でした。」
  • Y.S.
    「私は人事として、普段から一番学生と近い距離で接している立場です。だからこそ学生の感覚は分かっているつもりでしたが、いざSNSで情報を発信しようと議論を進めると、自分がいかに『社員目線』で会社を語ってしまっていたかに気づかされました。学生が本当に求めている情報を吸収しきれていなかったという反省が、スタート地点での大きな気づきでしたね」
  • Y.K.
    「そもそも当社において、若手がこうした広報プロジェクトの立ち上げから関わること自体がめったにない機会なんです。だからこそ、従来の社員目線だけではない『今風』のポジションとして意見を出すことが私の役割だと考えています。総合職の女性もまだ少ない環境なので、そういった若手や女性の目線から『入りたい』と思ってもらえる発信ができればと参加しました」

ブランド毀損と、カジュアルさのバランス調整

企画を具体化するプロセスでは、若手が提案するSNS特有のフランクなアイデアと、企業としての品位を重んじる社内基準との間で、丁寧なすり合わせが必要となりました。会社にとって前例のない見せ方をどう表現ルールとして定着させていくか。立場の違いを越えた調整が続きます。

  • Y.G.
    「私は、現役のSNSユーザーという学生に近い目線から意見を出させてもらいました。企業側が『正確な技術を伝えたい』と一方的に発信するだけのアカウントなら、学生はすぐに離れてしてしまいます。学生が知りたいのはカタログスペックではなく、『どんな人がどんな雰囲気で働いているのか』というリアルです。会社の硬いトーンをそのままSNSに持ち込むのは避けるべきだと、初期の段階でお伝えしました。」
  • Y.T.
    「会社としての公式な発信である以上、『情報の正確性』や『BtoB企業としての品位』を保つことは大前提です。数億円の設備を扱うメーカーとして、企業イメージを損なうリスクは避けなければなりません。一方で、若手の『学生目線に合わせるべき』という主張も理にかなっています。両者の基準をどこで着地させるか、社内の理解を得ながらSNSの文脈に合わせていく調整には時間をかけました」
  • H.S.
    「ここで長く営業をやってきた立場から見ると、顧客が当社を評価するポイントと、採用で学生が企業に求めるポイントは異なる構造にあります。私たちはどうしても顧客向けの『硬い顔』を前に出しがちですが、これからの採用を考えれば、会社の新しい一面を見せていく必要があります。若手メンバーが提案するカジュアルな発信は、採用活動において不可欠なアプローチだと感じ、営業の視点からも後押しをしました。」
  • Y.K.
    「先輩方にそう言っていただけて、非常に心強かったです。社内の基準に合わせて無難な発信に落ち着きそうになる場面もありましたが、そこで折れてしまえば、学生の印象に残らないアカウントになってしまいます。ユーザーインの視点、つまり『学生目線』を軸にする。社内調整に手間がかかっても、そこは妥協せずに企画を進めていくべきだと改めて認識しました。」

部署を越えて連携しながら、自社の魅力を掘り下げていく

率直な意見交換と客観的な視点を交え、チームはそれぞれの知見を融合させていきます。人事、技術、営業、そして外部コンサルの強みを掛け合わせ、「澁谷工業の魅力をSNSの文脈にどう変換するか」という具体的なコンテンツ制作に向けた連携体制が、構築されていきました。

  • K.F.
    「技術をただ説明するのではなく、人間味にフォーカスするアイデアが出てきたのが1つの転機でした。例えば、数ミクロンの精度を出すために、技術者が現場でどれだけ地道な試行錯誤をしているか。そうした現場の熱量なら、SNSの文脈にも乗せられますし、学生の共感も生みやすい。現在の技術者としての視点が、具体的な企画として結びついた実感がありました。」
  • Y.G.
    「その提案は、学生目線から見ても非常に有効だと感じました。完成した凄い機械だけを見せられても学生はピンときませんが、その裏で社員が悩み、工夫している姿には親近感を覚えます。BtoBの高い技術と、人間味のあるプロセスを掛け合わせることで、一方的な宣伝ではない、血の通った発信になります。この方向性なら、当社が求める人材にしっかりと届くコンテンツになると思いましたね。」
  • Y.S.
    「その議論を聞いていて、人事が言葉で『温かい社風です』と伝えるよりも、技術や営業が自分たちの仕事について真剣に意見を交わしている姿そのものが、会社のリアルな雰囲気を表していると気づきました。部署の垣根を越えて連携できる環境自体が、当社の大きな魅力の一つです。高い技術力と現場の熱量がミックスされて、私たちが発信すべきInstagramの軸が明確になってきましたね。」
  • Y.T.
    「最初は立場の違いによる意見の相違もありましたが、議論を重ねるうちにチーム全体に共通の方向性が見えてきました。それぞれの立場から『採用を成功させたい』という目的のもと、外部コンサルタントの方の客観的な意見も取り入れつつ、どうすれば澁谷工業の魅力を適切に学生へ届けられるか。全員で地道に知恵を絞り、コンテンツの質を高めていくことができました。」

SNSが照らし出した、自社の魅力の再発見

率直な意見交換と客観的な視点を交え、チームはそれぞれの知見を融合させていきます。人事、技術、営業、そして外部コンサルの強みを掛け合わせ、「澁谷工業の魅力をSNSの文脈にどう変換するか」という具体的なコンテンツ制作に向けた連携体制が、構築されていきました。

  • Y.S.
    「このプロジェクトを通して、人事という枠組みの中だけでは知る機会の少なかった、他部署のメンバーの想いや業務の奥深さに直接触れることができました。『うちの技術や営業の現場には、こんなに語るべきストーリーがあったんだ』と、私自身が会社の魅力を再発見できましたね。この経験で得た多角的な視点は、今後の学生との面談など、通常の人事の仕事にも間違いなく活きてくると考えています。」
  • K.F.
    「技術側としても、自分たちが日々当たり前に行っている業務が、外部の目から見てどう映るのか、何に価値を感じてもらえるのかを言語化できたことは大きな収穫でした。普段は設計や開発に集中していますが、こうして他部署のメンバーとフラットに議論を交わすことで、自分の仕事の社会的意義を再確認できました。この横の繋がりと客観的な視点は、今後の技術開発にも良い影響を与えてくれるはずです。」
  • Y.K
    「私にとっても、他部署の先輩方と会社の魅力について深く議論できたことは、非常に有意義な時間でした。会社の看板を背負って外にどう見せるかを真剣に考えたことで、『自分たちで会社をつくっていく』という当事者意識が自然と芽生えました。このプロジェクトで得た自社への深い理解は、日々の営業活動において、お客様に当社の強みをより自信を持って提案することにも直結していると感じます。」
  • Y.T.
    「正解のないSNSという領域に対して、一部署だけで抱え込まず、全員で意見を出し合いながら最適な形を模索していく。この部署横断の地道な連携プロセスそのものが、澁谷工業の組織としての強さだと改めて実感しました。完全内製化という目標はまだ進行中ですが、ここで培った結束力と自社への深い理解は、今後の採用戦線を勝ち抜くための確かな資産になります。ここからが本当のスタートです!」