
PROJECT STORY 02
TOP > プロジェクトストーリー > 命をつなぐ、粉と液の同時充填ライン構築
「二室バッグ充填システム」
プロジェクト概要
製薬メーカー向け「抗生物質用・二室バッグ充填システム」。毎時2000バッグの高速処理かつ、1号・2号ラインの同時並行納入。形状が安定しない柔軟バッグへの粉末・液体同時充填という、マニュアルも参考機も存在しない極限の技術的課題に挑みました。




プロジェクトの発端は、製薬メーカーから提示された前例のない要求仕様でした。過去に社内で「難航を極めた」と言われていた粉末充填の技術に加え、液体の同時充填、未経験の洗浄仕様、そして特殊な設備レイアウトまでもが求められていました。この前例のない難題に、チームは手探り中で開発を開始しました。
T.S.
K.Y.
Y.K.
J.O.
開発フェーズへ突入すると、各部署の立場の違いから激しい摩擦が生じ始めました。約80個の重量キャリアが高速で稼働する中、柔軟バッグの形状のばらつきが引き起こす「液跳ね」など、予測不能な物理的課題が次々と露呈。現場では行き当たりばったりの検証が続き、焦燥感がチームを包み込んでいきました。
Y.K.
J.O.
K.Y.
T.S.
周囲を巻き込んだことを契機に、状況は一変します。この機械が抗生物質の二室バッグという「命をつなぐインフラ」であることの重圧が、顧客をも巻き込んだかつてない熱量での共進化をもたらし始めました。
T.S.
Y.K.
J.O.
K.Y.
前例なき壁に打ち勝ち、ラインはついに稼働を開始しました。しかし、現在も現場では生産を継続しながらの改善工事が行われています。このプロジェクトが組織に残したものは、決して逃げないという覚悟と、社会インフラを守る当事者としての圧倒的な誇りでした。
K.Y.
Y.K.
J.O.
T.S.