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マルチステークホルダー方針

 当社は、企業経営において、株主にとどまらず、従業員、取引先、顧客、債権者、地域社会をはじめとする多様なステークホルダーとの価値協創が重要となっていることを踏まえ、マルチステークホルダーとの適切な協働に取り組んでまいります。その上で、価値協創や生産性向上によって生み出された収益・成果について、マルチステークホルダーへの適切な分配を行うことが、賃金引上げのモメンタムの維持や経済の持続的発展につながるという観点から、従業員への還元や取引先への配慮が重要であることを踏まえ、以下の取組を進めてまいります。

1.従業員への還元


 当社は、創業100周年を迎える2031年へ向けてあるべき姿を「夢は大きく足元は盤石に」を基調とし、生活に必要不可欠な業界をサポートするリーディングカンパニーを目指す長期ビジョンから、企業価値の向上を図るとともに、お客様の繁栄を祈り、人々の豊かな社会に貢献する循環型経営を推進しています。
こうした循環型経営の推進を通じて、持続的な成長と生産性向上に取組み、付加価値の最大化に注力します。その上で、生み出した利益・成果に基づいて、自社の状況を踏まえた適切な方法による賃金の引上げを行うとともに、それ以外の総合的な処遇改善としても、従業員のエンゲージメント向上や更なる生産性の向上に資するよう、教育訓練等を中心に積極的に取組むことを通じて、従業員への持続的な還元を目指します。
(個別項目)
 具体的には、賃金の引上げについて労使間の対話に真摯に取組み、会社収益を従業員へ適切に還元します。また、教育訓練等については、入社時から上級マネージャーに至るまでキャリアに合わせた階層別研修を整備・実施するほか、海外派遣によるグローバル人材の育成を推進しています。同時に自己啓発プログラムの拡充により、一人一人が持つ知識・スキル・能力を強化し、その力を職務で最大限発揮できるように取り組んでおります。

2.取引先への配慮


 当社はパートナーシップ構築宣言の内容遵守に、引き続き、取り組んでまいります。
なお、パートナーシップ構築宣言のポータルサイトへの掲載が取りやめとなった場合、マルチステークホルダー方針の公表を自主的に取り下げます。
・パートナーシップ構築宣言のURL
【https://www.biz-partnership.jp/declaration/38762-05-18-ishikawa.pdf】
 また、消費税の免税事業者との取引関係についても、政府が公表する免税事業者及びその取引先のインボイス制度への対応に関する考え方等を参照し、適切な関係の構築に取り組んでまいります。

3. その他のステークホルダーに関する取組


 当社は、創業社長が「喜んで働く」ことを日訓の第一条として掲げ、「カスタマー・ファースト」をモットーとして、活力ある事業活動の展開を進め、社会へ貢献していきます。


 これらの項目について、取組状況の確認を行いつつ、着実な取組を進めてまいります。


                                           以 上


                                    2025年6月27日


                                  澁谷工業株式会社

                                  代表取締役社長 澁谷 英利