[ 工場見学で感じた「メーカー×ソフトウェア」の重要性 ]

私は学生時代、プログラミングや画像処理などを学んでいました。
もともと「メーカーで働きたい」という気持ちは薄かったのですが、当社の工場見学に
参加し「澁谷工業であれば自分が持っている知識をより広範囲に活かせて、より多く
の人の力になれる」と感じ、入社を志しました。

私がはじめて主担当となったのは製薬設備システムで用いられるソフトウェアの開発
案件でした。納品先はなんとプエルトリコ。現地クライアント先で設備の設置や動作
テストを実施するために3週間滞在しました。

実はこの案件では“苦い思い出”があります。一連のテスト工程の中で確認すべき
項目に抜けがあり、もう一度、同様のテストができないかと別部門の担当者に相談し
たところ「それを言うのは簡単だけど、限られた時間の中で再度テストするには、他
のエンジニアにも工数をかけてしまう。なぜ、事前の準備をもっとしっかりできなかっ
たのか」と返されてしまったのです。前段階の準備やスケジュール調整の大切さを
痛感しました。


[ 「あなたに頼んでよかった」を増やしたい ]

この仕事では、お客様と直接お話しする機会が多くあります。
「他社で製作されたシステムを使っているが、現場が求める機能に達しておらず、
そのシステムの使い勝手がいまいち」。そんなお客様のお悩みや苦労をお伺いすると、
その課題を自ら解決したいとモチベーションが上がります。結果としてこれまでよ
り良いソフトウェアをご提供でき、お客様が心から喜んでくださっている姿をみら
れるのは何よりも嬉しいですね。


[ これをお読みの就活生に伝えたいこと ]

それは、情報分野を専攻したあなたの能力は、あなたが思っているよりも社会が
必要としているということ。それが澁谷工業のように多岐にわたる事業を展開して
いる会社であればあるほど、あなたが活躍できるチャンスは広がります。私自身、
自らの引き出しをまだまだ増やせる。そう確信しています。